今月の旬の味 極上の素材とたくみが織りなす芸術品を味わう、ホテルでのもう一つの楽しみ、レストラン。 ゆったりとしたくつろぎの空間で、至高のひとときをお過ごしください。

店内写真

庭のホテル 東京

日本料理「縁(ゆくり)」

店名
日本料理「縁」
営業時間
ランチ11:30〜15:00(14:00L.O.)
営業時間
ディナー17:30〜22:30(21:00L.O.)
営業時間
※ディナーは日曜日定休(連休の場合は最終日)
座席
30席
個室
1室 6席 ※別途、個室料を頂戴いたします。
カード
可 (VISA、MASTER、AMEX、DINERS、DC、JCB、SAISON 他)
予約
TEL.03-3293-2181

 都心の隠れ家的なホテルとして国内外のゲストに支持され、前身の旅館時代からの流れをくむあたたかなサービスでも人気の庭のホテル 東京。個性と洗練を備え、モダンな和の美と江戸情緒に満ちた館内には、美食家を喜ばせる2つのレストランがある。

 JR水道橋駅の近く、神田の古書店街も近隣という都心の便利な場所にありながら、清閑なたたずまいの庭のホテル 東京。今年5月には開業10周年を迎える。その名の通りエントランスと中庭を彩る樹木はこれからの季節豊かな緑を茂らせ、来客と道行く人を楽しませる。館内には中庭をはさんで和洋2つの直営レストランがあり、季節ごとの趣向を凝らした料理が味わえる。

 1階の離れにある、日本料理 縁は、季節の旬を手間と技を尽くして美しく表現する本格懐石料理の店だ。

 おすすめの「花見懐石」は、野山や水辺での春の訪れを一皿ごとに描写。日が輝いて水がぬるみ、木々が芽吹いて鳥がさえずり、桜が咲きチョウが舞う、そんな春の移ろいを料理で展開する春らんまんの絵物語のような懐石コースだ。貝、桜ダイ、ホタルイカ、ヨモギや山菜、タケノコや菜の花など春の風味が千鳥やチョウや桜となって、目でも舌でも満喫させる。ご飯ものは江戸伝統の深川丼を旬のアサリたっぷりのちらしずし風に仕立てている。

 美しい日本の四季を物語に込めて懐石に仕立てるのは、縁の料理長、弦巻誠さん。ぬくもりのある料理と誠実な人柄にファンが多く、定期的に開催される一般向けの料理教室「美味講座」では惜しみなく技法やレシピを披露し家庭料理として伝えてくれる料理人だ。和食の基本に忠実な一方、他の料理分野からも刺激とヒントを受け、洋の技法や素材を和食に転化させる斬新な一面もある。

 「縁は古語で“人の縁”を意味します。この店名に込めた願い通り、庭を眺めてゆっくりと食事し、人との縁を深め、あたたかな気持ちで帰ってほしい。人、料理、季節との一期一会を味わい楽しんでいただければ本望です」と語る。近年は新登場の調味料や自然の力でおいしく仕上げるこうじに関心を持ち、甘酒のアイスクリームを作るなど美味の探求にも余念がない。今後は自身の料理をレシピ化し、後進に伝える育成にも力を入れるという。今も若々しい弦巻料理長の懐石は限りない可能性を感じさせ、優美な情緒にあふれる創作は、誰の心にも染み入る感動を与えている。見事な食の芸術を、まずは卓上の花見として楽しみたい。


ご予約・お問い合わせは
TEL.03-3293-2181

(2019年3月現在)

 

料理写真

シェフ写真

料理長
弦巻 誠さん

 1972年新潟県生まれ。父は和食、兄はフレンチという調理人一家で育ち、若い頃から調理の道を志す。赤坂プリンスホテルの調理部にて経験を積み、94年に現在の会社に入社。2006年に和食部門の料理長に就任。基本を忠実に押さえた温かみのある料理づくりが信条。


シェフの味にトライのレシピもチェック



Copyrightc2019 企画・制作=日本経済新聞社 All Rights Reserved.