今月の旬の味 極上の素材とたくみが織りなす芸術品を味わう、ホテルでのもう一つの楽しみ、レストラン。 ゆったりとしたくつろぎの空間で、至高のひとときをお過ごしください。

店内写真

帝国ホテル 東京

トラディショナルダイニング ラ ブラスリー

店名
ラ ブラスリー
営業時間
ランチ 11:30〜14:30 (ラストオーダー)
 ディナー 17:30〜21:30 (ラストオーダー)
席数
115席
禁煙・喫煙
全席禁煙
カード
可 (VISA、MASTER、AMEX、DINERS、DC、JCB、SAISON 他)
予約
TEL.03-3539-8073


 「日本の迎賓館」として開業から127年の歴史を刻む帝国ホテル。重厚な本館隣に位置するタワー館には2018年に開店35周年を迎えるトラディショナルダイニング「ラ ブラスリー」がある。ブラスリーの本場スタイルを日本で初めて取り入れた店舗でパリさながらの珠玉のフレンチが楽しめる。

 高い天井にシャンデリアがきらめき、壁面にはミュシャの「四つの花」を写した絵が飾られ、床は白黒のタイル張り、真っ白なテーブルクロスには真紅のバラが花を添える。

 この美しいアールヌーボー調の店内には、パリのブラスリーそのものの空気が流れている。ブラスリーとは19世紀のパリで流行したフランスの地方料理を出す気軽なレストランで、帝国ホテルの歴代料理長らによって生み出された数々の料理を継承するのが「ラ ブラスリー」だ。

 タワー館と同時に開業し来年35周年を迎え、それを記念してホテルの歴史を盛り込んだコースメニューが登場している。帝国ホテルゆかりの著名人にまつわる料理が並び、エリザベス英女王来日時の歓迎午さん会で供された生ハム・メロンに始まり、テナー歌手の藤原義江、女優マレーネ・ディートリッヒ、マリリン・モンロー、喜劇王チャールズ・チャップリンに由来する料理、メジャーリーガーのジョー・ディマジオのシチリア風デザートまで、往年のセレブリティの面影を味覚でたどるコースとなっている。

 この中で登場するスープがフランク・ロイド・ライトにちなんだ“新玉葱のヴルテ 牛テール肉のコンフィ入り空豆のフランと共に”。

 ライトは20世紀を代表する米国の建築家で、帝国ホテル旧本館の設計者でもある。

 「ライトに関して食の記録はありませんが、農業と酪農が盛んな彼の故郷ウィスコンシン州の田園地帯を思い、また牧師の父を持つ一家の、おそらくは簡素だった夕食の一皿をイメージしたスープです」と、このメニューを創作した八坂繁之シェフが語る。

 新玉ネギを丸ごと焼いた白いビロード風のスープに、ライトの特徴的な装飾である丸型をかたどったフランを浮かべ、盛り付けにも凝った一皿だ。ライト生誕150周年でもある今年、彼の人生に思いをはせて楽しみたい。長く愛されてきた伝統的フランス料理を供し、いつ訪れても同じであることを真の価値とする店で、歴代の味を継承し、変えること・変えないことを見極めながら料理を楽しむ八坂シェフの創造性を、大スターたちに重ねて堪能したい。


ご予約・お問い合わせは TEL.03-3539-8073
(2017年5月現在)

 

薄切り 特選和牛リブロース 特製タレ焼き(70g)

江副 台輔さん

シェフ
八坂 繁之さん

 1969年生まれ。88年帝国ホテル入社。94〜99年にニューヨーク、2002〜05年にかけパリの日本政府代表部大使公邸へ出向。06年優秀公邸料理長として外務大臣表彰を受ける。14年より「ラ ブラスリー」のシェフを務める。


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