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ユトリロジー第二章 暮らし歳時記
6月 衣替え 新茶日和は衣替え日和
 6月1日といえば衣替え。制服のある学校や企業ではほぼ全国一斉に夏服になり、和装でも裏地のある袷(あわせ)から裏地のない単衣(ひとえ)へと替わり、さわやかな装いを楽しむ季節がやってきます。

 すっかりおなじみの衣替えですが、6月になったのは洋装が盛んになった明治時代から。平安時代には、中国の習慣にならって旧暦の四月と10月の1日に行われていました。夏服の期間が半年間と長いようですが、当時は衣装だけでなく、調度類なども同時に改めたといいますから、かなり手間がかかったことでしょう。

 また江戸時代の武士階級では、4月1日から袷、5月5日から単衣仕立ての帷子(かたびら)、9月1日からふたたび袷、そして重陽の節句の9月9日から綿入れを着るという年間4回の衣替えの風習がありました。この風習を伝える人名が「4月1日(ワタヌキ)」さん。綿入れから綿を抜いて袷になる、春の衣替えに由来しているといわれています。

 衣類の収納には、湿気に強く虫がつきにくい茶箱が便利です。丈夫で収納しやすく、レトロな雰囲気でも人気。そのままでも、周りに布を張ったり、イラストを書くなど自由に飾って「見せる収納」にもぴったりです。新茶の出回るこの時期はお茶屋さんにも入荷し始めますし、収納用のものなら、家具店やホームセンター、雑貨店などでも購入できます。

 今年は茶箱を手に入れて、湿度の高くなる梅雨の前に、衣替えと部屋の模様替えにチャレンジしてみませんか。もちろん休憩タイムは旬の新茶を。鮮やかなグリーンと香りでリフレッシュしたら、もうひとがんばり。部屋も気持ちもすっきりさせて、さわやかに夏を迎えましょう。
文/ライス佐藤
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