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ユトリロジー第二章 暮らし歳時記
1月 節分 春から“福は内!”といきたい大切な節分の一日
 節分というのは、本来、立春、立夏、立秋、立冬の前日のことで年に四回あります。読んで字のごとく、季節を分ける日のこと。冬から春に変わる立春がもっとも重要視され、現代では“節分”といえば、立春の前日のことを指します。

 節分といえば、やっぱり豆まき。その年のえと生まれの年男、あるいは一家の主が「福は内、鬼は外」と言いながらいった大豆をまき、それを自分の年の数だけ食べると一年間病気にならないといわれています。まいた豆を拾って食べるので、豆まきのために、家中の掃除をした経験がある人もいるのではないでしょうか。そのせいか、大豆の代わりに殻付きのピーナッツをつかうところも増えているようです。なかには、キャンディーやチョコレートなどを一緒にまく家もあるそう。楽しい声が聞こえてくるようですね。

 鬼を払う行事は、平安時代ごろから行われていた「追儺(ついな)」から生まれたといわれています。もともと大みそかに宮中で行われていた年中行事で、鬼を払う儀式。豆まきは、新しい春を迎えるにあたりそれまでの邪気を払うという意味の行事なのです。

 ところで、近ごろスーパーやコンビニなどで、恵方巻き、あるいは丸かぶり寿司という太巻きを見かけます。これは節分の夜に、その年の恵方を向いてまるごとかぶりつく寿司で、江戸末期から大阪の商人が商売繁盛の祈願をする行事として始まった風習だとか。ちなみに今年の恵方は北北西です。

 春の訪れを祝い、福を呼び込む節分。豆まきをして、北北西を向いて恵方巻きを食べ、歌舞伎のせりふのように「こいつぁ春から縁起がいいわいのう」といきたいものです。

文/ライス佐藤
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