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ユトリロジー第二章 暮らし歳時記
1月 おせち めでたさに願いをこめてわが家流“おせち”はいかが
 おせち料理は、新年を楽しむ祝いの膳。元来はお正月だけでなく、端午や七夕など一年に五つある節句のときに神さまにお供えをし、この食べ物を飲食することで行事を祝う、お節供(せちく)がもと。一年のはじめは、とくにその年の無事を祈願するという意味合いもあったため、正月の祝い膳として残ったと言われています。

 おせち料理の代表といえば、黒豆や昆布巻き、数の子など。こうした料理には、どれもおせち料理になった由来.があることはご存知ですよね。「まめ」に暮らせるように黒豆、喜ばしいことがたくさんあるようにと「よろこぶ(昆布)」、子宝に恵まれるようにと「数の子」。栄養や食味はもちろんのこと、その年の健康や幸せを願う思いをこめて、縁起の良い語呂合わせになっています。  

  近ごろは、デパートなどにおせち料理を注文する人も増え、洋風、中華風や地方色の豊かなものなど、バラエティーも豊富です。自分なりの語呂合わせをかけたオリジナルも楽しいもの。たとえば、「まめ」なら豆のサラダやチリコンカーン、「めでたい」メニューは鯛のカルパッチョ。縁を「結ぶ」のは結び蒲鉾(かまぼこ)など、家族の好みや彩りを考えながらアレンジしてみましょう。

 メニューだての基本は甘・辛・酸・塩・苦の「五味」、赤・青・黄・黒・白の「五色」、生・煮る・焼く・蒸す・揚げるの「五法」。これを吉数とされる五、七、九など奇数になるようにそろえ、めでたさを重ねるお重に詰めていきます。お重がなければ大皿や竹かご、お弁当箱を代用してもいいでしょう。自由な感性のわが家流おせちとともに、新しい年の幕開けを迎えてみませんか。
文/ライス佐藤
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