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ユトリロジー第二章 暮らし歳時記
12月 お歳暮 ふだんは言えない「ありがとう」の気持ちを込めて
 1年の感謝をこめて、お歳暮の季節がやってきました。お歳暮は12月のはじめごろから20日くらいまでに届くように贈るのが基本ですが、近ごろは11月中ならオトクになる百貨店などもあり、すでに手配を済まされた方も多いのではないでしょうか。

 お歳暮は、もともとは、1年を2回に分けて祖先の霊を迎え祀った御霊祭りのときの贈りものが起源とされています。分家から本家へ、嫁ぎ先から実家へとお供えものが届けられたのです。年の瀬に贈られたものは、新しい年を迎えるにあたって必要な、お酒やするめ、昆布などの食品が多かったよう。

 現在では、お世話になった方へ1年間の感謝を込めて贈るのがお歳暮の習慣。ハム・ソーセージやビールなどのほか、産地直送品なども増えました。御霊祭りの名残か、やはり食品の人気が高いようです。ふだんはなかなか言えない「ありがとう」を伝えるきっかけになるのがお歳暮ですから、自分が贈りたいものより相手の好みや家族構成、暮らしぶりなどを考え、喜んでいただけるものを選びたいものです。

 お歳暮は本来、事前に連絡をして持参するのが習わしですが、最近はよほどの場合でない限り宅配便などで贈るのが一般的。持参しなくても失礼にはあたりませんが、メッセージを添えるとより丁寧です。できれば、送りっぱなしにせずに手紙かはがきでご挨拶状を別送しておきたいもの。また、お歳暮をいただいた場合には、電話で済ませず、すぐお礼のはがきを送ります。どちらの場合も、パソコンなどで印刷するのではなく、上手ではなくても手書きのほうが感謝の気持ちが伝わります。せめて宛名と署名だけでも手書きにしてはいかがでしょうか。
文/ライス佐藤
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