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ユトリロジー 第三章
お菓子歳時記
 
2008.7 お菓子がルーツの七夕そうめん 天の川のような白糸の流れにさわやかな夏の訪れを祝う
  7月7日は七夕。東京や大阪ではあいにく天気に恵まれる確率が低く、その確率は10年に一度程度とか。お住まいの地域はいかがでしょう。笹の葉飾りの用意ができたら、せめて織り姫とひこ星の出会いを願ってテーブルの上も星ずくしでデコレイト。ゼリーやクッキーなど、いろいろな星型のお菓子も市販されています。卵焼きやハンバーグなどを星の型で抜いても楽しいですね。特別なごちそうをそろえなくても、グラスに入れた金平糖一つでも気持ちは盛り上がります。小さな星型の色鮮やかな砂糖菓子は、手のひらにのせるだけでなぜか心が弾みます。
  七夕発祥の地と言われている中国の故事によると、七夕に「索餅(さくべい)」と呼ばれるお菓子を食べていたそうです。詳細は不明ですが、小麦粉生地を縄状によって油で揚げた、そうめんの原型と考えられています。さらに日本でもそうめんを食べて無病息災を祈るという風習もあり、これにちなんで老舗そうめんメーカーが7月7日を「恋そうめんの日」として登録しています。
  本家のそうめんに星型の卵焼きや野菜を添えてさっぱりと夏を味わうもよし、スイーツ好きならポルトガル伝来の九州銘菓「鶏卵素麺」もおすすめ。こちらは熱々の糖みつの中に卵黄を糸状に流し込んで固めた、そうめんによく似たお菓子です。その繊細な流れに天の川を思い、麺のように末長く健やかに過ごせるよう願いをこめて、七夕そうめんを楽しみませんか。
 
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