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ユトリロジー 第三章
お菓子歳時記
 
2008.6 茅の輪くぐりと嘉祥祭 さわやかな生菓子に涼を求めて和菓子に託した無病息災
  まもなく6月、2008年も中盤を迎えようとしています。湿度が高く気分も沈みがちな梅雨、それに続きやってくる酷暑。そんな季節だから、体調維持には気をつけたいもの。こうした時期を迎えるにあたり、1年の中盤を元気に乗り切るための願掛けの儀式があります。それが「夏越しの祓(はら)い」。6月の晦日(みそか)に氏神様を訪ね、茅(かや)草で編んだ輪をくぐって無病息災を祈ります。このときにいただくお菓子は「水無月」。白いういろうに小豆を載せた三角形のお菓子で、氷室の氷を表しています。6月1日に氷を食べると夏バテしないという風習にちなんでいます。
  6月の和菓子といえば嘉祥(かしょう)菓子も有名です。嘉祥元年(848年)6月16日に、仁明天皇が神前に菓子を供えて疫病よけをしたのが始まりといわれ、江戸時代には16個の菓子や餅(もち)をふるまったり、銭16文を与えるなどの習慣もあったようです。これにちなんだのが6月16日の「和菓子の日」。大阪の生菓子組合では、この日を祝う菓子として「笑わず餅」を創作しています。ハト麦、陳皮(ちんぴ)など16種類の漢方エキスを使い各店ごとに工夫を凝らした涼菓で、笑わずに食べるのがミソ。やさしい甘さと自然素材のヘルシーさで人気を集めているようです。季節も地域も限定の特別な味、6月に大阪方面にお出かけの予定があったら、試してみてはいかがでしょうか。
 
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