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ユトリロジー 第三章
お菓子歳時記
 
2008.3 3月吉日、揚げ菓子日和 「三月菓子(サングヮチグヮーシー)」と
 ひな祭りのスイーツで、もっともメジャーなのは「ひし餅」。よもぎの緑と祝いの赤で白い餅(もち)をはさんだ3段と、陰陽五行にちなんだ5色5段のものもあります。餅粉や練り切りで作ったり、ひし餅型ケーキや押しずしなど、思い思いに楽しむお宅も多いことでしょう。沖縄では、旧暦の3月3日を「サングヮチサンニチー」と呼び、赤いおにぎりやよもぎ餅などを重箱につめ、女性を家事から解放するそう。この重箱にきっちり納まりやすい形に作られたお祝い菓子が「三月菓子」です。サーターアンダギーに似た生地に刻んだピーナツなどを入れ2本の切れ目を入れた長方形にして揚げたお菓子です。
 さて、ヨーロッパでは、3月19日をサン・ジョゼッペ(聖ヨハネ)の日と呼び、イエスの現世での父親である聖ヨハネにちなんで、父の日を祝います。イタリアではフリッテッレ(揚げ菓子)を作ってこの日を迎えます。シュー生地にカスタードやリコッタチーズのクリームを入れた揚げ菓子は、地方によってさまざまな名前があるようです。くしくも日本で毎月19日は「シュークリームの日」。日本では毎月聖ヨハネの日を祝う、というわけではありません。「ジューク」とシュークリームの語呂合わせで、日本の菓子メーカーが19日を日本記念日協会に登録したそう。ひな祭りから始まり、揚げ菓子、シュークリームと連想ゲームのようにたどりつくなんて、なんだか楽しくなりますね。春の日差しを感じたら、そんなうんちくを楽しみつつお茶にしませんか。
 
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