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ユトリロジー 第三章
お菓子歳時記
 
2007.12 クリスマス・スイーツ 聖なる夜に祈りをこめる各国のクリスマス事情
 町にイルミネーションがあふれ、行きかう人々も、心なしか急ぎ足に見えるころ、パティシエたちはクリスマス・スイーツの準備を始めます。年々飾りつけの時期が早まり、ハロウィンが終わるや否やクリスマス用品が店頭に並ぶので、なんだかせかされるような気にもなりますね。
 ヨーロッパのキリスト教圏では、10月からスイーツの準備をはじめるところもあり、クリスマスの四週間前からはお祝いイベントが始まります。
 最近は輸入菓子を取り扱うショップも多く、日本のクリスマス・ケーキとは趣の異なる各国のクリスマス・スイーツが手に入りやすくなりました。
 たとえばイタリアの「パネトーネ」は、4週間前の待降節に焼いて友人や親せきに配られる日持ちのよい菓子パンです。ドイツの「シュトーレン」も四週間前からのアドベント期間中、少しずつスライスして食べ、日がたつにつれしっとりと深まる味わいを楽しむそう。イギリスの「プラム・プディング」は、大航海時代は保存食だったという伝統菓子。
小麦粉とパン粉、牛脂、洋酒に香辛料、ドライフルーツやナッツをあわせて蒸し、長い時間熟成させます。
 それぞれに特徴のあるスイーツですが、ほとんどに共通なのが、ドライフルーツや香辛料で日持ちを良くしている点。各家庭ごとのレシピで保存できるものをまとめて作り、数日に分けていただくなど、おせち料理にも似た感覚です。お祝いの席でのおもてなしの心は、万国共通なのかもしれません。
 
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